Q すぐに視力が回復しますか？
A
若年層の方で、比較的近視が軽ければ、1時間のレンズ装用で1.0以上に矯正出来ることもあります。年齢や近視の度合い等個人差によりますが、適応範囲の方では、ほとんどの方が1週間前後で十分な視力を得られます。
Q どんな方に適応しますか？
A
学童期のお子さんから中高年まで、幅広い年齢層の方に適応いたします。
レーシックの適応とならないお子さんたちに効果的です。
Q どうして近視が回復するのか？
A
近視とは、目に入ってきた光が網膜上で焦点が合わず、網膜より手前で焦点が結ばれる屈折異常の状態の事をいいます。
その手前で結像する焦点を網膜上に会わせるようにすることで、視力が回復し正常化されます。オルソケラトロジーは、角膜にコルセットをはめて形状を変えて屈折異常を正常化させる事により、近視が回復するという治療方法となります。
Q どの位まで視力が回復しますか？
A
通常は視力1.0以上まで回復される方が殆どです。
ただし、オルソケラトロジー開始前の視力検査(レンズ交換法)で、1.0以上まで見えた方は1.0以上を目標にする事が可能ですが、1.0まで見えない方は、見えた視力までが回復の限界となります。
Q どの位の期間で視力が回復しますか？
A
早い方であれば、オルソケラトロジー開始の翌日から、裸眼で生活できます。翌日は、まだ効果の持続時間は短く、終日効果が持続するようになるには、1週間程かかる場合が多いようです。
Q 手術するという事ですか？
A
オルソケラトロジーとは、その原理はレーザー手術と同じですが、手術の必要はありません。
角膜に型付けされる凹レンズ形状も、レーザー手術によるものと変わりませんが、角膜を削らないので、角膜の細胞を減らすこともありません。
角膜を傷つけることがない点において、安全な治療方法です。そして、『やめれば元に戻る』ところが手術と大きく異なる点です。
Q レンズの扱いは難しくないですか？
A
多少注意を要しますが、基本的な扱いは通常のハードコンタクトレンズと変わりません。
Q レンズの装用は痛くないですか？
A
通常のコンタクトレンズ同様、レンズに慣れるまでは装用感が気になることがあります。痛みや違和感が続く場合は、ご相談ください。
Q オルソケラトロジー治療はどんな人に向いていますか？
A
スポーツをされている方、コンタクトレンズや眼鏡の装用が煩わしい方、職業上、または、資格取得のために裸眼視力が必要な方に適しています。
Q オルソケラトロジー治療に向かない人はどんな人ですか？
A
強度の近視・乱視の方や、他の眼疾患のある方には適応出来ない場合がございます。
いずれも適応検査の結果をもとに担当医師が判断いたします。
Q 痛みは有りますか？
A
多少異物感は有りますが、痛いと言うほどではありません。
装用後に瞼を閉じて、瞬きをしなければ、異物感はすぐに薄れます。
Q オルソケラトロジーには健康保険が適応されますか？
A
オルソケラトロジーには健康保険が適応されません。
費用は全て自己負担となります。